【要約】サクッとわかるビジネス教養行動経済学【阿部誠】

１回15分程度の動画+箇条書き要約で効率的学習

聴く読書や見るだけだと忘れてしまう内容をしっかりと学ぶことができます。
GIGサプリ効率学習法のご利用が初めての方はこちらから

効能：ビジネスにおいて消費者の行動や心理を理解することの重要性がわかる

本編要約

・サクッとわかる「行動経済学」授業開始
　東京大学の阿部誠先生の書かれた書籍/自分の意思で商品の選び購入をしているわけではない/ネットフリックスの料金プランはベーシック、スタンダード、プレミアムがありスタンダードを選択する人が圧倒的に多い/人間は極端な選択を避けて平均的な選択をする/商売は松竹梅を用意し竹を選ばせるのが鉄則/
　
・人は過去の記憶から物を選ぶ
　買い物をした時に無意識で選んでいるように見えるが過去の成功体験を元にして選択している/決断に過去の経験が考慮されている/いかに記憶に残るかどうかを企業は考えている/日本マクドナルド創業者は12歳までに食べたものはずっと食べ続けると考え子供をターゲットに商売をしてきて成功している/
　
・見たことのあるものを買ってしまう
　人は見たことあるものをいいものと信用する/信用があるのとないのでは購買行動の根拠に天地の差が開く/だから企業は広告にお金をかけて電車やテレビ、ネットなどに広報活動をする/

・人は未来よりも今の欲を優先してしまう
　多くの人は2年後にもらえる２万円より、今もらえる１万円を選ぶ/一般的に目の前の欲を我慢できない/しかし投資家は2年後の2万円をもらう/

・努力が無駄になるのが嫌だから損をするのにやめられない
　サンクコスト効果/パチンコ、ギャンブル、課金ガチャなど/今までお金を使ってきたので今更やめられない/お金をかけて買った本がつまらなくてもお金が無駄になるのが嫌で読んでしまうのもサンクコスト効果/あらかじめ上限額を設定するなど制限をしないと破産する場合もある/
　
・良い印象を残すには初対面とピークと去り際が大切
　①初対面②ピーク③去り際の３つに注力する/①初対面、人間は初対面の第一印象で大きく左右されるので服装や話し方などに気をつけて良い印象を残す/②ピーク、映画を見に行く、美味しいご飯を食べる、キス、手を繋ぐなどポジティブで印象に残るシーンを作る/③去り際にも、楽しく会話しながら家に送るなど良い印象で終わる努力をする/人は1日を振り返った時に３つぐらいしか記憶に残らない/

・表現の仕方で人の行動を変えられる
　フレーミング効果/「我が社はもう潰れそうだ」と言われるより「我が社が生き残る可能性はゼロじゃない」と言われた方が全く同じ状態でも印象が良く感じる/人は表現方法次第で捉え方が変わってくる/タウリン１g配合より1000mg/2,000円より1,980円/何かを売りたい時は相手が喜ぶ表現方法を選ぶ/

・人は興味のあることだけを見てしまう
　カクテルパーティー効果/周りがうるさい状況でも自分が興味があることについては聞き取れる/脳が邪魔な情報はシャットダウンしている/裏を返すと私たちは見たいものしか見ない/

・人は得よりも損を恐れる
　損失回避/50%で200万円はずれたら0円より、100％で100万円の方が選ばれる/1万円拾うより1万円落とす方が心理的ダメージが大きい/嬉しさより悲しさの方が大きく感じる/余裕がある人は無くす恐怖で損を恐れ、無くすものがないピンチな人は損を恐れず賭けにでる傾向がある/