３分解説！経済的自由を手に入れるFIRE入門
FIRE(ファイア)とは
最近メディアで取り上げられミレニアム世代を中心に話題となっている新しいライフスタイルです。
Financial Independence = 経済的自立
Retire Early= 早期リタイア
上記の頭文字をとってできた造語になります。
FIREは経済的な自立を意味していて、簡単にいうと資産運用で生きていくこということです。
少し具体的にいうと「経済的に自立し会社などの労働市場から早期退職する」ことを意味します。自分が生きるために必要なお金を会社で働き稼ぐ（労働市場に投資）のではなく、資産を投資（金融市場）で運用して、お金に働いてもらい生きていくこということ。
FIREは自由に生きるために必要な条件の１つ
生きていくためには最低限のお金は必要不可欠です。
ですが、逆に言えば生きていくために必要な最低限のお金があれば十分なのです。その最低限のお金を従来のように労働と時間を対価にして生み出すのではなく、資産運用で生み出し労働から解放することで自由を手に入れるのです。
つまりFIREは、お金で自由を買うことです。
FIREを目指す人は何も働きたくないなど怠惰な理由だけではなく、労働に縛られることなく自由に自分がやりたいことやるべきことをするためにFIREを目指しています。お金で自由を買うを実践しているといえるでしょう。
いつの時代も、時ともに価値観も変化しています。自分らしさの追求ができる社会は社会全体が豊かになったということです。生きるための労働に疑問を感じるのはある意味必然と言えるのでないでしょうか。
FIREするための具体的な方法
FIREは冒頭でも書いたように生きるために必要なお金を投資で生み出して生活していくことです。
実際にはいろんなスタイルがありますが、オーソドックスな方法として
①必要資産額の算出
生活に必要な最低限の年間支出を算出する。そして年間支出を25倍して必要資産額を出す。
ex.月200,000×12ヶ月= 年間2,400,000
年間2,400,000×25＝必要資産額60,000,000
②必要資産額を目指し愚直にインデックス投資
生活支出を最低限にして毎月愚直に有余資金を運用していきます。
バンガードS&P500ETFで運用（インフレ調整後のトータルリターンは約７％）
福利の力を活用して資産を最大化させます。
③4%ルールで切り崩し生活
必要資産額を達成後、毎年4%をだけ切り崩し生活します。必要資産額を用意する段階でも節約実践しているため、その後もそのままの水準で生活をすればOKです。この4%ルールはトリニティー大学の有名な研究で実証されていてFIREが人気になった理由でもあります。インデックス投資資産額の4％以内ならば資産を減らさずに生活できるという考え方です。
事業や相続、仮想通貨などいろんな形ですでに必要資産額に到達している方は、4%ルールを使いぜひFIREしてください。
FIREの再現性
FIREするには給与所得だけだとほぼ不可能
FIREを実際に達成しようとするとどうしても必要資産額が必要になります。多くの人は会社で働き給与所得なので多額の有余資金がないためFIREは再現性が低いのが現実です。いくら支出を軽減して節約しても給与所得では収入に限界があり、資金ができるころにはほとんどの人はこの世にはいません。また、60歳の定年退職時期を超えるようであればそれは早期退職にはなりませんのでFIRE失敗です。つまりFIREをするためには、早めに給与所得以外の収入を生み出し必要資産額を達成する必要があるということです。
FIREまでのステップは本当に人それぞれ違います。配偶者がいる場合、共働きで比較的賃金が高ければ生活コストをシェアして軽減することでFIREの成功率も上がりますが、お子さんがいる場合は養育費などで出費が増し成功率は下がります。まずは自分の資産をしっかりと把握してFIRE達成までのロードマップを描いてみましょう。また、完全なる早期退職が本当に人の幸福につながるかもわかりません。私自身も資産運用による経済的な自立はFIREするしない関係なしに達成すべきことだと考えていますが、仕事はライフワークとしてやっていきたいと考えています。
このような考え方はセミリタイアと言いますが、興味ある方はこちらも読んでみてください。
子育てをされている方はセミリタイアが現実的は方法になってくるかと思います。
３分解説！FIREより良い!?セミリタイアとは
また、FIRE、セミリタイアには副収入は必要不可欠です。
FIREための副業の作り方！今すぐやるべき副業3選
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